とても久しぶりの投稿になってしまいました。
この2カ月ほど本業が忙しかったというのもあるのですが、それ以上に中学受験に関する情報収集を行い、これから子どもと塾なしで中学受験に取り組んでいく道筋について、自分なりの考えをまとめる作業に充てていました。
アウトプットすることでより考えがクリアになることを期待して記していきます。
(塾無し中学受験を目指す理由は下記お通り)
「仮説」に基づく試行錯誤を
現在4歳の長男が中学入試本番を迎えるのは。2031年の2月。約7年後です。
巷には中学受験に関する情報や勉強法などが氾濫していますが、「あれがいいらしい」という評判を聞きつけては闇雲に試すのではなく、ある程度自分なりの仮説に基づき、実行・効果検証をしながら進めていきたいと考えています。
そのためには、まず目指すべきゴールを決め、そこから逆算して長期の目標、さらに逆算して日々のルーティーンに落とし込む必要があります。
目標校:現時点での目標は「開成中学」
もちろん何が何でも開成中学というわけではありません。
現時点で首都圏最難関と言われる開成中に照準を合わせて力を養成していけば、仮に志望校が変わったとしても対応できるだろう、という考えです。
(中堅校に照準を合わせていて後から「やはり開成を目指そう」というのは現実的に厳しいでしょうから)
開成中の入試傾向と受験生に求められる能力
各教科の特徴についてまとめ、どのような力が求められるかを考えてみたいと思います。
大手各塾や家庭教師サービスなどでさまざまに分析されており、非常に勉強になります。
なお現在まだ4歳の息子ですから、受験テクニックについてではなく、「本質的」にどのような力が求められるか、という点を重視しています。
◆国語
長文2題(もしくは超長文1題)。記述中心で2~3行にコンパクトにまとめる。
物語文は複雑な心情理解、説明文は大人向けの新書レベルでテーマは多岐に渡る。
難解な文章を深く正確に理解し、問いに対して簡潔に過不足なく答える力が必要と考えられます。
◆算数
立体図形と論理的思考力を問う問題。長文を読み込んで条件を理解する必要がある。
考え方を書く欄が大きいため、思考過程も採点対象。
超高度な図形センスと論理的思考力、早く正確な読解力が必要と考えられます。
なお計算力(正確性とスピード)が完璧であるのは大前提。
◆理科
各分野から満遍なく出題。基本的な内容だが問題数が多い。平均点も高くなるため、理科で得点を稼ぐことはできない。
好き嫌いせず、全ての分野について正確に理解し、ミスなく答える力が必要と考えられます。
◆社会
地理・歴史から主に出題される。
当地問題と呼ばれる、荒川区(開成中学の所在地)や東京(江戸)に関する問題が例年出される。正文や誤文を選択する問題が多い。
基本的な内容を正確に理解し素早くアウトプットする力が求められる。
4教科を俯瞰して考える開成中学に受かるために必要な力とは
受験4教科の特徴を分析してみると、開成中学(おそらく最難関中学全般に共通するのでは)が受験生に求める力が見えてきました。
◆完全無欠の基礎知識
理科・社会に顕著ですが、各分野から満遍なく出題され、かつ平均点が高いということは、他の受験生と差がつかないということ。できて当たり前。
少なくとも基礎に関しては学習する際に苦手分野を作らないことが絶対条件でしょう。
どの教科、どの分野でも貪欲に知識を増やしていく必要があります。
◆早く・深く・正確な読解力
どの教科も読み込むべき文章量が非常に多く、スピードは必須。
そして国語では大人レベルの新書からも出題されるため、小学生レベルを大きく逸脱するほどの豊富な語彙力が必要となる。語彙が少ないと「なんとなく言っていることは分かるけれど」という理解しかでいない。
◆図形センス
開成中学の合格の決め手と考えられる算数で避けて通れないのが図形問題。
図形センスは一朝一夕には身につかないので、長期的な戦略で養成していく必要があろうと思われます。
まとめ
満遍なく知識を身につけ、論理的思考力に優れ、かつ図形センスが光る(というかそこでしか差がつかないのかもしれません)子を求めるのが開成中学であることが分かりました。
次に具体的なアクションに落とし込んでいきたいと思います。