塾無し中学受験を目指すブログ

4歳息子の自宅学習記録。塾無しで御三家受験を目指します。

【算数】息子は算数男子になれるのか

所用があって長男を伴い外出した帰りに大きな本屋に行きました。

目当ての本はすぐに見つかったので会計に行こうとしたところ、長男が平積みなっていた本(さわって学べる算数図鑑 )を見つけ、

「どうしてもこれが欲しい」と言ってきました。

ゴールデンウィークで人込みもすごい中、親の用事に付き合ってくれたお礼にと少々お高めでも買ってあげることに。

この本のチョイスには、数や図形に自然に興味を持つように、会話でさりげなく算数の概念を入れ込むことを意識しているので、その効果が出てきているのかなと感じました。

息子(4歳)はいわゆる「算数男子」ではなさそう

夫婦二人ともが文系でしかも大の歴史好きということがどれほど影響しているのかは分かりませんが、息子はいわゆる「算数男子」ではありません。

算数男子たちの神童エピソード

たまに耳にする算数男子の幼少期のエピソードは、たとえば

・1歳からひたすら数を数えまくっていた

・2歳には九九を暗唱した

・とにかく数や図形が大好き

・どんなおもちゃよりパズルが大好き

・上の子の算数学習の様子を聞いて勝手に問題を解き始めてあっという間に上を追い抜いた

・いつのまにやら算数オリンピックレベル

などなど、生まれた時からそもそもの才能が全く違っていたとしか思えない内容のものばかり。

子どもの数や図形への興味の強さに気づいた親が適切な環境を与えた結果、さらに才能を伸ばしたのだろうと思われます。

「算数は普通男子」の長男(4歳)

一方の長男はというと、算数に関してはそこまでのエピソードはありません。

Z会のワークやプリント学習での様子を見る限り、年相応かそれより若干得意かな、というレベル。

(その代わり文字の読み書きはかなり早期に自発的に覚えてしまいました。)

おそらく、あまり手をかけず放っておくと

「国語は得意だけれど算数は人並み」

という、要は私と同じようなタイプに育つ可能性が高いと思われます。

養殖ものの算数男子を目指す

最難関レベルの中学受験算数はまさに異次元。

ここで戦うためには、上記のエピソードのような天然ものの算数男子でなくても、彼らと互角に戦えるレベルの算数力が必要です。

つまり息子を養殖ものの算数男子に育てる必要があります。

もちろん彼の特長である言語能力の高さを強みとして生かしつつですが。

具体的に工夫している点を述べてみます。

数に目を向けさせる

さりげなく会話の中で数や図形について言葉を補足するようにしています。

たとえば今日は駅のホームにて

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息子:「あ!山手線が来たよ!」(息子は電車男子でもあります)

私:「来たね!山手線は何両編成かな?」

息子:「えーっと、1、2、3・・・」

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電車の速度は速いのでかなり集中しないと数えられません。

集中して数える良い機会になりました。

図形をじっくり観察するよう誘導

先日は「使い終わったラップの芯をおもちゃにしたい」と息子が言ってきたので、

私:「(底面を見せながら)これは何の形?」

息子:「まる」

私:「そうだね。円(えん)だね。」「じゃあ(側面を見せながら)こっちから見るとどんな形?」

息子:「うーん。しかく?」

私:「そうだね!上はまるいのに横から見ると四角に見えるね!面白いね!」

その後は「こっちはこんな形だけど、こっちからみると違う形だよ」と自分から立体の見え方にの違いについて気づいたことを教えてくれるようになりました。

倍・分数といった概念を日常的に使う

他には、たとえばおやつのどら焼きでこんな会話。

私:「大きなどら焼きだから、弟と半分こしようね。それぞれ1/2ずつどうぞ」

息子:「半分こは1/2?1/2が(弟の分と)2つあると2?」

私:「ううん。(2つに割ったどら焼きを合わせて)2分の1を2つ合わせると、元のどら焼き1個になるよね。だから1/2が2つだと1になるんだよ」

好きな食べ物や趣味(我が家の場合電車)の話の中でさりげなく算数の話を入れるのは効果的だと思います。

言葉を使って算数の概念をしみこませる

昔から文字が大好きな息子、数字はかなり早くから読めていました。

ただ数字はあくまで文字であって、数の概念とは別物

早くから公文で掛け算や割り算ができるようになったと安心していたら、中学受験の勉強を始めた途端文章題で各単元の概念をまったく理解できていないことが判明し親御さんが愕然とした。

という話がしばしばあるそうですが、

私自身、中高の数学を「とりあえず公式を覚える」で乗り切ったタイプなので他人事ではありません。

息子は、良くも悪くも自分とタイプがよく似ていて、自発的かつ直感的に算数の概念を理解するタイプではなさそう。

ですが言葉で一つ一つ順を追って説明すると、深い理解へ落とし込むことができるのも彼の長所。

もう少し先になれば、公文などで計算トレーニングを量的にこなすことも検討するつもりですが、今の時点では無暗な先取りよりも、日常の中でさりげなく数や図形に目を向け興味を持たせる作戦で、養殖ものの算数男子を目指してみようと思います。