塾無し中学受験を目指すブログ

4歳息子の自宅学習記録。塾無しで御三家受験を目指します。

【算数】自分の力で答えを出す快感

今回も「がんばる舎」のプリントに図形問題が出てきたので、

実際に積み木に触れながら組み立てたり、

見る角度を変えてみたり、

一段ごとに分解したり

じっくりと取り組みました。

いずれ算数の図形問題に取り組む時のためにと購入しておいた積み木が、思ったよりも早く役立っています。

見えない部分を見る目を養う

前回の問題は一段だけの図形でしたが、

jukunashi-chuuju.com

今回は2段3段と積み上げられた図形が出てきました。

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特に最後の❸の問題は見えない部分があるので、じっくり丁寧に取り組みました。

手順は以下の通り。

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私:「絵の図形にはいくつ積み木が使われているかな?」

息子:「積み木で作ってみよー」

私:「まって。まずは積み木を使わずに、頭の中で数えてみて」

息子:「うーん。3つ?(自信なし。不正解)」

私:(積み木を3つ手渡して)「じゃあ、同じ形を作ってみよう」

息子:「できた?」

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私:「なんか惜しい気がするね!もう一回考えてみて」

息子:(試行錯誤しながら)「あ、もう一つ積み木が必要だ!」

私:「じゃあ4つの積み木でもう一回作ってみよう」→積み木を一つ渡す。

息子:「できた!!(正解)」

私:「やったね!ここの見えないところにもう一つ積み木があったんだね!」

 

発展的に色々な立体図形を私が作って見せ、積み木の数を当てるというゲームをしましたが、息子はけっこうハマっていました。

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正誤は絶対に私の口から伝えず、自分で気づくまで我慢して待ちました。

子どもに何かを教える上で重要なのが、この「待つこと」ですね。

あまりに子どものレベルとかけ離れた問題で見ていて可哀そうな時は、ヒントを上げたり、正解付近までお膳立てしたりしますが、

今回はヒント不要と判断。色々言いたくなるのをグッとこらえて、息子が自分の力で正解までたどり着くのを待ちました。

結果、「自分の力で答えを出す快感」

をしっかり味わってほしいのです。

自分の力だけで答えを出す

高い思考力を求められる最難関校を目指すにあたり、最も重要と思われるのが「自分の力でだけで答えを出す快感」を知っていること。

おそらくSAPIXをはじめとする大手中学受験塾のトップ層は、皆この快感へのこだわりが著しく高いものと想像します。

限界まで脳みそをフル回転させ、

正解にたどり着けば至上の幸福、不正解なら(あるいは答えが出せなければ)泣くほど悔しい。

そんな負けん気の強い子どもたちを切磋琢磨させることで、SAPIXはあの圧倒的な難関校への合格実績を叩き出しているのでしょう。

競争環境にはデメリットもある

集団塾に行くことのメリットとして必ず「競争するライバルがいる」というものが挙げられます。

ただ、この他者との競争環境を我が子に適用する際には細心の注意が必要です。

まだ未熟な子どもたちを安易に競争環境に放り込むと、

表面的な点数や偏差値、テストの成績によるクラス変動にばかり意識が向き、

本来の「自分の学力を伸ばす」という目的を見失ってしまう可能性があります。

(大人でもたまにおかしな方向にライバル意識が向いて、嫉妬や被害妄想に陥ってしまう人がいますよね。)

競争環境がメリットとなる条件

そこで中学受験において競争環境が有効に働くための子ども側の条件として、以下の仮説を考えました。

・勉強が好き

・自分の力で答えを出したい(=考えるプロセスが大好き)

・「自分が納得する」にこだわる

要は、他人に振り回されず勉強そのものに意識をフォーカスできる力

塾無し中学受験の場合

塾無し中学受験は自宅で学習するため、基本的に公開模試でしか他者の存在を意識する機会がありません。

ですので、そのような競争環境がやや弱い中でもモチベーションを高く保つために必要なのもまた、上記の3つの条件だと考えられます。

つまり、塾に行こうが塾無しでいこうが、最難関レベルを目指すなら上記の3つの条件を満たすことは絶対条件だということでしょう。

まとめ:就学前は上記3つの条件を固めるのが最優先

上記を踏まえ、以下のように具体的に行動していくつもりです。

・勉強が好き

→勉強時間を楽しく過ごす。「面白いね!」「楽しいね!」をクドくならない程度に子どもに伝え続ける。

・自分の力で答えを出したい

→安易にヒントや正解を教えない。子どもが問題に取り組む様子をよく観察し、本当にヒントが必要なタイミングを見計らう。

・「自分が納得する」にこだわる

→たとえ正解でも「当てずっぽうではないか」を確認。解答の理由を尋ねる。質問返し。こちらもクドくならないように頻度を注意。

 

息子はまだ4歳。

焦って先取り学習をするのではなく、基礎は何か、そしてその基礎の基礎は何か、を考え続け、学ぶことの本質を追究していきたいと思います。