子どもは好奇心の塊とはよく言いますが、飽きっぽいのもまた真実。
どうすれば子どもを自然に勉強に向かわせ、かつそれを習慣化することができるか、頭を悩ませる親御さんは多いのではないでしょうか。
(別に子どもに限らず大人もやるべきことの習慣化は永遠の課題ですね)
勉強より遊びの方が好きなのは当たり前
うちの子はまだ幼児なので、勉強といってもそれほど難しいものではなく、ゲーム感覚の簡単なものです。
それでも、やはりおもちゃなどで遊ぶ方が楽しいのは当たり前で、遊びに熱中しているところを中断させて、机に向かわせるのは少々骨が折れます。
そんな時つい言ってしまうのが
「〇〇しないとダメだよ」
などの否定の表現を含む禁止や忠告。
しかしよくよく考えたら、大人だってどんなことを言われても、なかなかやる気がでるものではありません。
ましてや相手は子ども。
いかに実行のハードルを下げるか、が親の腕の見せ所なのでしょう。
子どもに自主的な行動を促す方法
勉強に限らず、つい子どものために良かれと思って言ってしまう、
「早く寝ないと朝早く起きられないよー」
などの否定を含む声掛け。
どう考えても子どものモチベーションが上がるものではないな、と自分でも気になっていました。
できれば子どもに自主的に行動してほしいですが、
とはいえまだ時間を意識して行動するのは難しい年齢。
そこで色々調べてみると、「ホワイトボード育児」なるものもあるとのこと。
ホワイトボードに「やること」「やったこと」の欄を分けて、
できたら自分でマグネットを移動させる。
たしかに良さそうではありますが、
おそらく下の子がマグネットをぐちゃぐちゃにしそう。
落書きもしそう。
ホワイトボード自体を壊しそう。
そして、そもそもマメとは言い難い自分の性格を考えると、この方法はたぶん続かない気がします。
けっきょくシンプルが一番 シール貼り
そこで「決めたことができたらシールを貼る」
というシンプルな方法を採用。
まずは、子どもの生活習慣を見直したいと思っていたので、
起床と就寝時刻を30分ほど前倒しすると決め、
実行できたらカレンダーにシールを貼る約束にしました。
実際に数日間試したところ、予想以上に子どもたちに大好評。
すんなり早く寝るようになりました。
(早く起きるのはあともう一歩といったところ)
もっとシールを貼りたいということで、勉強や習い事の宿題にも導入することにしました。
見える化が達成感に。そして自信につながる
シール自体は何の役に立つわけでもありませんが、とにかくシールで紙が埋まっていくだけで、子どもはワクワクします。
貼ることそのものも楽しいようです。
「こんなに頑張っているんだな」と子どもの頑張りを実感できるので、親自身も嬉しい気持ちになりますね。
100円ショップで色んな種類のシールを調達できるので、子どもの好きそうなのを見つけてストックしておこうと思います。
習慣化するからできるようになる。できるから好きになる。
勉強自体を好きになってほしいのが勿論本音なのですが、
まずは習慣化が大事。
習慣化することで、できることや褒められる体験がどんどん積み上げられ、
勉強自体を「楽しい」「好き」と感じるようになるはずです。
いかに勉強のハードルを下げるか、今後塾無し中学受験を目指すにあたり、
「勉強を苦行と思わせない」
というのは、重要なポイントになるのではないかと考えています。